こんにちは。
美容鍼ハリリア京都、鍼灸師の中川です。
寒暖の差が激しくなる季節は自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は美容と密接に関係がありますので、今回お話させていただきたいと思います。
自律神経
人の身体には無数の神経があります。その中で無意識に内臓の働きなどを調整してくれるのが「自律神経」です。
自律神経には昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしている時に活発になる「副交感神経」の2種類があります。
心と身体の状態を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経がシーソーのようにバランスを取りながら働いているおかげで私たちの健康が保たれます。
ストレスで交感神経が優位になると
●全身の血管が縮み血流が悪くなります。
- 身体が冷え代謝が悪くなるので、水分が身体の中に溜まり浮腫みます。
- 身体の隅々に栄養がきちんと巡りにくくなり、シワなどの原因になります。また、老廃物が流れにくくなってしまうので、たるみやくまの原因にもなります。
- 細胞や臓器の働きも悪くなり、ターンオーバーの低下や肝臓・腸・胃がしっかり働かずに、吹き出物ができたり、くすみやごわつき、色素沈着の原因になります。
●脳からの刺激を受けて腎臓の上にある副腎からストレスと戦うホルモンがでます。ストレスが続くと副腎が疲れストレスと戦えなくなってしまいます。そうすると身体のバランスが乱れて、色々な不調の原因になってしまいます。
自律神経と女性ホルモン
自律神経と女性ホルモンはどちらも同じ大脳の視床下部でコントロールされています。自律神経と女性ホルモンは影響が強く、どちらかが乱れるともう片方も乱れてしまします。
自律神経と女性ホルモンのバランスを整える為に
●ストレスを溜めないように笑って生活をすることや、運動や自然と触れ合うなど楽しめることを行う。
●規則正しい生活をする。
女性ホルモン
女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。
生理~排卵前に多く分泌されるエストロゲンはお肌にハリや艶を与え、美肌ホルモンとも呼ばれます。
排卵~生理前に多く分泌されるプロゲステロンはニキビや肌荒れを引き起こしやすくなります。
どちらも妊娠をするために必要なホルモンですので、分泌量や分泌周期を整えることはとても大切です。
更年期になると卵巣機能が低下します。それに伴い女性ホルモンのバランスが大きく乱れ、自律神経も乱れやすくなります。
自律神経やホルモンバランスを整えたい方へのツボ
照海(しょうかい)

●場所:足首の大きな骨から指1本分下にあるくぼみ
●効果:卵巣や副腎機能を高めてくれます。精神不安、頭痛、めまい、耳鳴りなどにも効果あり。
兪府(ゆふ)

●場所:鎖骨の下で身体の真ん中から外に指3本分。
●効果:副甲状腺ホルモンの調整、咳、喘息、嘔吐などにも効果あり。
これらのツボは両足、両胸をそれぞれ優しく押してください。
副腎を元気にするツボを刺激することにより美肌ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増え、お肌に艶がでます♡
自律神経が整うことでターンオーバーの低下を防ぎ、シミやくすみ・ニキビができにくくなります!!
身体が元気で健康だと、お肌も綺麗になりますよ。
最後までご覧くださりありがとうございます。
