こんにちは。
美容鍼灸ハリリア京都、鍼灸師の中川です。
「ストレス」という言葉はよく耳にいたしますよね。
まず、ストレスを受けると体がどのような反応を起こすかをみていきましょう。
ストレスは、自律神経(自分の意志とは関係なく心臓や消化器を動かしたり、呼吸をしたり、体温を調節する為に汗をかくなど、体をそのときそのときの状態に上手く適応させるために働く神経)の交感神経を緊張させます。
原始時代でいうと、外敵と戦う時の戦闘態勢のようなものです。
まず、末梢の神経が縮み脳に血液が集まります、これにより五感が研ぎ澄まされて、外の変化に敏感に反応できるようになります。
脈拍や血圧は上昇し、反対に胃腸の働きは低下します。
これは肝心なときにお腹がすいたりトイレに行きたくなったりすると困るからです。
原始時代などのストレスは単純なもので、外敵が去ってしまうとストレスも去っていたのですが、現在のストレスは複雑で長期化しています。
ストレスがあると、常に神経は過敏になり夜になっても頭がさえて眠れない、胃腸の働きが低下して便秘や下痢をするなどの症状があらわれます。
末梢の血管が縮むことで、お肌には栄養が届きにくくなり、肌老化が進みます。
ストレスが生み出す活性酸素も肌老化の要因になってしまいます。
また、ストレスがかかると血液の中にある好中球という白血球が増えて、炎症を起こすので肌アレやニキビなどが出来やすくなってしまいます。
ストレスは怖いですね、、、、。
そこで、ストレスを緩和して副交感神経を高めてくれるツボをご紹介いたします。
ストレスのツボ
労宮(ろうきゅう)

●場所
手のひらを握ると、中指の先端が当たる所が労宮です。
●効果
口内炎、疲れ等
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ストレスのツボはこちらの内関も有名です。
どちらのツボも反対側の親指でしっかり刺激を与えてください。
その他、ウォーキングやアロマやお香などで気持ち良い香りを嗅ぐなどもストレス緩和効果があります。
ストレスとは「嫌な事」ととらえがちですが、必ずしもそうでなく「気持ちが高まること」の全てを指します。
ストレス改善に特に大切なのは、気を「抜いて何もしないでぼーっとする」こと。
考えてしまう癖のある方は、目を閉じで良い香りをゆっくり嗅ぎ「気持ち良い」を意識してみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
